下町ビュー

国内サッカー(主にグランパス)、社会福祉と街歩き、人について書いています。

プレビュー 対マリノス

もう何年か前、2006年のGWだっただろうか。やはりGWに豊田スタジアムマリノス戦があり、現地で観戦しました。

開幕から出だしの良いシーズンに思ったのもつかの間、5月には深刻なFWのパワー不足がありました。

当時の監督セフ・フェルホーセン曰く「リアルストライカーがいない」との嘆き節が出て居た頃だったはず。

 

そしてGWのマリノス戦、前半開始から数分後、CBで出場していた古賀がスルスルと前線へ移動。そのままセンターフォワードを務めた試合でした。結果は1-2か1-1だった気がします。グランパスの得点はその古賀。後半CKかFKからのセットプレーから得点を奪うという求められる役割に応え過ぎた試合、結果は微妙ながら妙な満足感を得て帰途に帰りました。

ちなみに前半にファールかオフサイドで得点は認められなかったものの、ゴールネットを揺らしたのも古賀。

当時のFWには加入したばかりの玉田がいたものの、収めたり高さで勝負できるFWがいなかった。完全に強化部の怠慢でした。玉田以外のFWは杉本、豊田、鴨川しかいなかった気がします。前年、降格はしなかったものの、シーズン途中に絶対的エースだったウェズレイが退団。マルケスも退団。2002年W杯優勝メンバーでもあったブラジル代表FWルイゾンが途中加入するも、一瞬の輝きと共に一瞬で退団してしまいました。あそこまでチームに馴染めなかった外国人プレーヤーはなかなかいなかったですね。でもシュートはめっちゃ上手かった。

そんな前年、救世主となったのがルーキーだったFW鴨川。実質、残留できたのは鴨川のおかげ、というのは当時を知る方ならご存知かと思います。ただし怪我に泣かされた選手で残念極まりなかった。

 

あれから12年、途中、優勝も降格も昇格も経験したグランパス。当時を知る選手は楢崎と玉田。この試合に合わせてレジェンド・ウェズレイが来日。

写真を見ると現役当時がいかに筋肉隆々だったのかがわかる感じ(笑)

正直、のこり10分くらいでゴール前にいてもらうだけならベンチにいても違和感がない。

 

多クラブの話になりますが、京都サンガが監督を解任しました。

おそらくグランパスサポーターは少なからず京都が気になっていると思います。なんせグランパスOBだらけだから。

昨シーズンJ2で1分1敗と負け越したグランパス。自分たちの事は棚に上げますが、よく昨年の結果で布部氏を継続させたなと思います。今シーズンも想像通りの結果とくれば強化責任者である小島氏が操縦しやすいために布部氏を継続させたと言われてもしかたない。「自前で育てた選手を中心にして、今はベースを作るんです。勝ち負けよりもベースづくりです」と、ああもサポーターを前に啖呵を切った2試合後に解任では、ベースも何もないです。

 

そしてグランパス

新井の復帰もあって無失点と、急務だったディフェンスを無失点という形で結果を出しました。スコアレスドローということは1点も奪われていたら負けていたわけで。余計に無失点に抑えたのは評価できます。

誰がどうやったって、今のチームに修正を加えるならばディフェンスです。試合後の選手コメントを読んでも、新井が復帰することで彼だけに負担をかけないようにする意識と新井の能力を生かす動きをチームとしてできていたと読めます。

 

あとは継続性。継続性と書くと数試合、一定期間を指すように考えますが、監督の言う通り一試合一試合。前節守れたなら今節も。前節出せた執念とデュエルを今節も。

個人的に得点は流れからであろうとセットプレーからでも良い。

見たいのは激しさだ。