下町ビュー

国内サッカー(主にグランパス)、社会福祉と街歩き、人について書いています。

蹴りたい本田圭佑の背中

何となく代表選出既定路線感が出ている本田圭佑

日刊の報道だと都内で友人を集めて自主トレをしている模様。彼なりにベストな選択なのでしょうか。Jでの活躍で選出を狙う選手と比してもどうなんだろうか。

 

いや、結局何が言いたいかといえば、トヨスポに来てトレーニングしなよって事です。

 

今や本田自身、グランパス出身というこにさしたる思いもないと見えます。彼のプロキャリアの内の最初の3年ですし、その頃のチーム状況も微妙の一言でした。

完全に私個人が「忘れられない人を想い続ける」という感じなのですが。

 

あわよくばグランパス復帰とか、そこまでは思いませんがね。ひっそりとトヨスポを使ったり、チーム練習にいて欲しいなと思います(現場の考えは外しますが)。

 

2005年シーズン、ルーキーの目玉として加入。グランパスが争奪戦を制しました。競合したクラブよりも出場機会が早そう、且つ、上手い事いけば上位進出しかねないポテンシャルはあるグランパスを選んだのかなと思いました。高3の時に練習参加、ウェズレイのFKに感銘を受けたと語っています。

 

ルーキーイヤー、本田は開幕スタメン。瑞穂でのジェフ戦。東京から瑞穂に観に行きました。プロ初シュートは力んで大きくふかした。全体的にチームにいても邪魔にはなっていない。CKから古賀の得点をアシストという結果から始まったプロキャリア。

ルーキーイヤーは初ゴールこそインパクト大でしたが新人王の対象にも入ってませんでした。

2年目。監督はセフ。

このシーズン、当時蹴れると騒がれる「ブレ球」にトライ、シュートから、直接FKから得点を挙げ、大きく飛躍した。個人的には左サイドバックで期待された阿部翔平のフィジカルの弱さ、守備での拙さから本田が左サイドバックにコンバートされたことが、途中から目覚ましい飛躍を促したと思います。

昨シーズン、和泉が、青木が左サイドバックからスタート、常に前を向いて仕掛けてやりきった事から選手としてのクオリティーが上がったのと同様だったのでしょうか。

豊田スタジアムでのレッズ戦、本田のオーバーラップからクロスをヨンセンが頭で合わせ決勝点を挙げたのも印象深い。元々フィジカルは強いとされていましたが、この頃からプロでも当たり負けをしない選手になっていた。アンダー代表の中国戦、相手が過激なチャージをかましてきても逆に弾き飛ばされるのを見たときは痛快でした。

 

3年目。開幕は瑞穂でのジェフ戦。終盤、バックパックを受けた相手GKに猛獣のようなプレスからボールを奪取、得点を挙げました。本田個人のレベルが上がっていたのはわかれど、チームとして低調。

シーズン終了後にオランダへの移籍がすんなり過ぎる形で決定。最後に本田を観たのはシーズン後半、フクアリでのジェフ戦。セフに冷遇されていた玉田が素晴らしいゴールを挙げ快勝。それから数日後に移籍発表。

 

加入当初、現清水の角田はチームに対してゴリゴリ言うタイプの珍しい選手でした。その角田相手にプレシーズンからディスカッションしに行っていた本田。

 

グランパスサポーターで本田を嫌いな人はいない。

グランパスには他クラブ以上の施設がある。結果にこだわるならトヨスポきたらいい。来にくいとかがあったもわからんでもないけど、今でも楢さんはいる。玉田もいる。

強がってるとは思わないけど、素直に来いよ、と背中を蹴りたい思いで見ています。