14節 対長崎 職務放棄とそうさせるメンタルの病理
0-3
今日の結果を受けてポジティブになれる方はほとんどいないでしょう。
現地で榎本のプレーに可能性を感じることができて、「それだけでも収穫、長崎まで行ってよかった」と思える方がいるかもしれません。
グランパス、社運を賭けた一戦にピッチ上の選手がプレーを放棄、誰も責任を取りたくないから攻めのアクションを起こせないという悍ましい、見ている側からしたら「それで給料もらえると思ってほしくない」という惨状が長崎のピッチの上で発生しました。
GK ランゲラック
DF 宮原 新井 櫛引
MF ワシントン
アーリア
青木 秋山
シャビエル 榎本
FW ジョー
開始早々、榎本が面白いシュートを放ちました。遠目から「シャビエルがあそこに?」と思ったらそれが榎本だった、というくらい榎本は実に面白いプレーヤーでした。榎本に責任を負わせるのはインターンで会社に来た学生にもミスしたらその補填をさせるからな、と同意でしょう。
当然、周りの選手たちは失敗を気にせず思い切ってプレーしてこい!と声をかけていたと信じたいです。
しかし、3分にあっさり、長崎FWファンマがフリーでペナ角にドフリーで10秒前後?時間をノンプレッシャーで保持した時点で「やばい」と思った。DFは揃っているのに誰もファンマにリトライしない。うちに簡単にペナ内からグラウンダークロス、宮原も絞り切れず余裕で失点。
試合はまだ87分ある。
しかしそんな気持ちの切り替えも選手たちに馬鹿にされるかの如くサッカーは続く。
長崎は多くても5本以内のパスでゴール前シュートまで持ち込みシュートで終わっていた。
デュエルで全選手が負け、選手間の距離はこれを試合後のコメントで「上手くいかなかった」とだけ言う選手がいたら一度離した方がいいと思う感じ。
3バックサイドのスペースを余裕で使われます。これは仕方ない。あとは中でゴール前にカギをかけるしかない。長崎もフリーでもクロスを入れる。名古屋はクリア。セカンドボールは拾えない。
押し込まれる、左ウイングの秋山は完全にDFラインに吸収、ワシントン?も下がって横幅目いっぱいつかったDF5人のラインディフェンス。3CB脇のスペース、特に櫛引サイドにファンマが出る。そこにボールが収まる。収まると信じているから後ろの選手が追い越す、ファンマは簡単にオーバーラップを使う。クロス、シュートまで完遂する長崎。
迷いがない。実にJ2叩き上げ。信じる形への信頼感が違う。
果たしてグランパス。
意図のないパスは意味がない。ボールを持つと責任を持つ。その責任を他人に振りたいからそこに出すか!ってコースにも出す。取られる。
秋山は本来有する能力が1分もできなかったのでは。
ワシントンのプレーに納得がいく仲間がいるのか不安です。多分、2,5失点は彼の単発のミスから。ブラジルと日本のサッカーのテンポの違いとか、もう言い訳の使用がない。彼のパーソナリティがクラブからも評価されている、人間的に評価されているのは理解できます。昨シーズンの彼ならば。
今はJ1。シンプルに出せるパスコースがあっても、ワンタッチして逆のサイドにロースピードのパスを出す。その彼のプレーの質が完全にスカウティングされているから、ワシがボールを持ったらパスの受け手へプレスにいく。さすれば自ずと、プレスによって絞られたパスコースに注文通りパス、かっさわれて大ピンチとなる。
全く変わらず。コンタクトに強いのは知っている。クリーンな潰しやでなくてもチームを循環させる潰しができるなら彼のボランチの自尊心もわかる。
できてない。
ワシントンは契約解除で良いと思う。CBで昨年プレーオフ、ウェリントンとガチガチのバトルしてくれたのは良かった。
今後、中断期間を経てもワシントンがチームの力と成れるようなトレーニングをするとは思えないので。
深刻なのは青木。
昨年J2でブレイクスルー。今シーズン、彼の体格はより強そうなものになっているのが目に見えてわかる。フィジカル等自分に足りないと感じた部分をトレーニングしたのでしょう。しかし、今シーズンまだ無得点。
昨年はまだ実質プロ一年目ということもあり、庇護されていたとも思います。守ってくれる先輩がいた。それは田口、寿人、玉田だったと思う。彼らが責任取るからお前勝負しろ!って感じでポジション問わず本当にファンタジックなプレーを見せた。
今彼は完全に孤立している。彼を理解してくれる選手はいるんだろうか。
今シーズン、チームは青木に独り立ち待遇をしている。しかし、青木は迷っているのか、前を向ける場面で簡単にバックパスをする。ゴール前でボールを持つ、その瞬間の選択肢が少ない。今日に限っては一向に精度の上がらないシュートを放った。シャビエルに「そこに動いてくれよ!わからないかな?」といったプレーからロストが多い。
宇宙人といわれた青木。高度なプレーを簡単にこなすのが青木だったが、J1ではなかなか。チャンスクラッシャーに見える。
徐々にジョーとシャビエルからの信頼を失っている印象。試合後コメントでも、周りにどうして欲しい、という訴えは皆無。自分ができなかったっすね。で済ます。
自分を蘇らせるには周りのためへの一回のスプリントだ。レシーバーだ。いい加減にセカンドボール予測能力を磨け。攻撃で目がないなら攻守のトランジションを強く意識し、攻守の切り替えの部分で貢献してくれ。
試合後コメント
選手からのコメントは聞き飽きた。聞き、考える価値のあるコメントを言うのは玉田と新井、寿人だけだ。
あとはいい。ベンチメンバーがどう思ったのかの方が正確なチーム状況をファンがわかると思う。
給料を得るために、選手たちはプロサッカー選手を選んだ。プロサッカー選手を仕事している。
トヨタ自動車しかり、日本の工業はスポットを浴びない多くの多くの方たちの汗と油、経験、どうしたらより良くなるのか、常に生産ラインに立っている整備士、下請けの工場の職人の汗水でもって世界の行動を入る車を作っている。
グランパスの選手諸君は一回の、一瞬の声掛けミス、入力ミスが周り、私たちファン・サポーターの生活にどれだけの影響を与えているのか考えて欲しい。
自信をなくしているのはわかる。
それでも期待をされことが余計にプレッシャーだとも。抑うつ状態で試合に臨んでいる選手もいるのでは?
psychoセラピストも必要な状況だと私は思います。
今日はここまで