対 長崎 課題に向き合わせるための敗戦
対 長崎
3-4 ●
結果を先に見ました。勝敗は逆だと思い、久々だな~と思ったら負けてました。
これは磐田戦で顕著になっていた金井の上がった後のスペースを突かれての失点かな、と思ってハイライトを見たら正しく過ぎました。
かといって左サイドの最終ラインに金井が居なかったことを責めることも違うと思いましたが。
この試合前のチーム練習、だいぶディフェンスラインを上げるよう指導があった模様。それを意識してなのか、相手もグランパスがボールを回すことはわかっていた。よくある持たせていたことによって、最終ラインはチャレンジではなく必然的に、何も意識しなくてもハイライン状態。
試合を映像で通して観ましたが、CB丸山のパス捌き、ボールの置き方等々、個人のスペックの高さがこれでもかというほど見れました。金井が上がったエリア、左サイドを起点としてパスを配給。
この試合のネットはコンディションかなり上がっていたのではないでしょうか。かなり運動量多かったと思います。相手5枚+4枚で中を固める長崎の守備にも速くて重い縦パスをジョーに当てるなど、一気に打開できる能力を発揮。
全体的に、ライトに観るとそれほど悪くなかった。というか前と比して大きく悪かった部分があったと思えず。
しかし、相手の狙い通り、低い位置でボールを奪われる、セカンドを拾われて一気にディフェンスラインの裏へ走りこまれる。個人で見ると児玉が相手にとっていい位置でボールを奪取されピンチに。
最終ラインは全力で戻る、中盤は攻め残り気味で間にスペースがぽっかり空く。そこをドリブルで進まれ、そのままミドルシュートでこられる程度であれば失点は無かったと思うが、これでもか!と左サイドへ出し、そこにいる相手選手は渾身の折り返しに中で合わせられ失点。
失点がほぼ同じ形なので、タラればが使いにくい。
完全に相手のグランパス対策が遂行されました。完敗。
相手の前線に決定的な選手がいれば、グランパスの守備意識ももっと後ろに向いたと思う。鈴木武蔵らでは危機感が湧かなかったというのが正直なところでは。
間違いなく、同様の攻め方を今後他チームからもされる。そこへの対策を立てよ、という敗戦。
この試合、左SHは児玉が先発でしたが、試合のスタートから和泉が見たい。戦術的に後半途中からの起用ですが。最初から全力、余裕があれば今後は青木の復帰へ向けても取り組んで欲しい。
後半だけですが、和泉も地力で左ペナ角侵入、ミドルがあります。未だ決まった場面はように思いますが、左45度からのグラウンダーシュートが決まるようになればもっと恐ろしい存在になるはず。
強豪に負けたならまだしも最下位に負けるなんて…と思わず、課題を受けてラストへ向かって臨んでいきましょう。
川崎相手に和泉温存はナンセンス。シャビエル次第ですが、名古屋の象徴としての和泉を見たいところです。