下町ビュー

国内サッカー(主にグランパス)、社会福祉と街歩き、人について書いています。

SKE48の今日この頃

48グループの中でSKEが一番好きです。

名古屋とは縁もゆかりもないし、グランパスが好きな事とも関係なく。

 

今年の総選挙で一位を掴み、直後に体調不良のために休養に入っていた松井珠理奈が先日復帰。8日のⅯステにも出演。

良かった…としか言えない。復帰は難しいと思ってました。顔も少し丸くなっていて、さらに安心した。

総選挙後に体調を崩しましたが、遅かれ早かれだったと思う。昨年あたりからプロレスとのコラボが合致し、新たな武器を手にした珠理奈。しかし、その傍で絶対の心の拠り所であった同期の大矢真那が卒業。

珠理奈は21歳ながらSKEの1期生。48グループ内でも最も上下関係がしっかりしていそうなSKE。スーパーエースながらの孤独はあったと思う。

 

一昨年?同じ一期生の佐藤・中西が同時に卒業、続いてスタートから共にSKEをけん引した松井玲奈が卒業。これも相当な精神的ショックだったと思う。SKEに留まらず活動をする者同士の支柱がいなくなるのはグループとしては涙で送り出せても珠理奈個人では相当な喪失感だったはず。

松井玲奈卒業後、唯一の同期だった大矢真那。常に珠理奈の保護者のように立ち回り、SKE全体と珠理奈を結びつけながら支える真那の存在は絶大でした。プライベートでの繋がりはあっても、仕事の場で心を許せる存在、同じ時間軸で話ができる人がいないのは誰にとってもつらいです。

 

今年の総選挙。絶対王者の指原が辞退。エントリーすれば最強のライバルと思えた山本彩も辞退。事実上、HKTの宮脇咲良との一騎打ちは明白だった。

しかも会場は地元名古屋ドーム。

これで一位になれなかったら…一般社会人でもここまでおぜん立てされて結果を出せなければ辞めるよな?と、進退を突き付けられているのも同然。彼女のプレッシャーは塑像に難くありません。当日のリハで過呼吸起こしても何らおかしく思いませんでした。

 

数時間に渡って順位が発表されていく総選挙。生きている心地はしなかったんではないでしょうか。

3位で宮脇咲良が呼ばれる。まさかの展開。

その時点で同じSKEの須田か自分か、という展開。珠理奈を「ライバル」と公言しつつ、須田本人も自分が一位になってしまったら…と考えたときに単純に喜べなかったのではないか。

3位、2位、1位までの発表が30分以内の出来事だったとはいえ、精神バランスを崩すには十分な時間だった。

 

これまでも何度か珠理奈の体調不良はあった。

11歳からSKEだけでなくAKBでも主軸、自分の意思通りの仕事ができていたのかもわかりません。多くの教養を養い、体験もする思春期を戦場のような世界で過ごしたことは普通の人には理解しかねます。毎年、作品毎に序列を明確にされる世界。そしてデビューから常に先頭を走ってきた人間。

スポーツ選手でも現役10年以上続けることも大変。さらに怪我無く、常にA代表スタメンを張り続けるのは無理です。

 

復帰はしたものの、ペースをつかむまで無理をさせて欲しくない。SKEの筆頭代表としてまずは地元での活動を優先して欲しい。

 

今回の騒動で2位となった須田亜香里が脚光を浴びた。SKEの3期生として、1期生の偉大さを目の前で見てきた世代、努力で上昇した須田。注目度は上がりつつ、自分のポジションを見失うこともなく、ひたすらに珠理奈が戻ってくるべき場所を2番のポジションで守り続けたことは称賛。

不在になって改めて存在の偉大さを感じたメンバーは多かったはず。特に2期、3期のメンバー。大場も然り。不在の間にグループを一体化させて、イベントも盛況にする。強化しつつ、ポジションを守る須田やちゅり、真木子、大場達の振る舞いは見習わなければ。

 

NMBは最強にして唯一無二の存在、山本彩が卒業発表。

アイドルグループとはいえ、個人で勝負することはどれだけ難しいか思い知らされます。

 

SKE卒業生の話をすれば、須田と同時期にブレイクした柴田阿弥がソロで活躍しています。SKEを続けながらソロでも活躍できる要素を個人として学んでいたからでしょうね。佐藤実絵子も地力を示していると思うし、古川愛李も独自のスタンスで存在感を放っています。

 

まだ休養を要する珠理奈も、休養して良かったと思えるような今後の活躍を期待します。